2024年2月2日
勤務医と開業医の違いとは
みなさんこんにちは!
今回は「開業医と勤務医の違い」というテーマを、医院開業のコンサルティングを行ってきた弊社ならではの視点からお話ししていきます。
まず、勤務医と開業医の一番の大きな違いは何でしょうか?
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答えは、納税額と手残り資金です!
勤務医は、給与所得は研究日のアルバイトも含めて合算されて100%課税の対象となります。つまり、給与全体に税金がかかるということです。
また、収入は定額であり、35~65歳までの生涯年収は約5億5400万円、余剰資金は3500万円と言われています。
一方で、開業医は売上と必要経費があるため、売上から必要経費を引いた残りに対してのみ税金がかかります。
また、収入は経営努力次第であり、成功すれば、35~65歳までの生涯年収は約25億6400万円、余剰資金は6億円と言われています。
このように、自ら得た利益のうち、納税対象となる比率が異なり、収入も開業後の努力次第で勤務医時代の何倍にもすることが可能です。
ここからは、勤務医と開業医のメリット・デメリットをみていきます。
メリット
スキルアップや資格の取得、専門外の知識を得るなど、医師としての経験を積むことに向いています。
デメリット
開業医と比べると、時間や収入に縛りが出てしまうことがあります。
では、その開業医のメリット、デメリットは何でしょうか?
メリット
柔軟な働き方ができ、ワークライフバランスを重視して働きたい方に向いています。
デメリット
勤務医と比べて、スキルアップや資格取得の機会が減り、専門外の知識を身に付けることも難しくなります。
よって、勤務医と開業医の両方のメリットを活かすのであれば、資格の取得、スキルアップ等、
勤務医として病院である程度の研鑽を積んだ後にご自身の理想のクリニックを開業されるのが得策だと言えます。
ここまで、勤務医と開業医のメリット・デメリットについて述べてきました。
では、定年間近でご退職を控える先生方は開業をすべきでしょうか。
もし開業をする場合、定年を待つのか、今すぐに開業するのか、どちらが良いのでしょうか。
定年退職が見え始める50代の先生の中には、老後は年金だけで暮らしていけるのだろうかという不安を抱き、開業を視野に入れ始める方も多くいらっしゃいます。
実際、56,7歳で開業するのか、定年を待ってから開業するのかは悩ましい問題です。
定年前に開業してしまうと、退職金を満額もらうことができなくなるからです。
結論を申し上げますと、開業直後から集客が強い場所で開業ができるのであれば、早めに開業することをお勧めいたします。
定年後に開業するとなると、設備への投資資金を10年ほどで返済しなければなりません。
また、定年前に開業したほうが、結果としてより大きな利益を得られるという場合も多く、開業医として過ごす期間が3~4年長いというだけでも、実は大きな差になるのです。
定年間近での開業の是非についても触れながら、勤務医と開業医の違いをお話ししてきました。それぞれにメリット・デメリットどちらもあることがお分かりいただけたかと思います。
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