2024年7月19日
【一人医師での経営が難しくなる?】これからの時代にマッチするクリニックとは
みなさんこんにちは!
本日は、転換期を迎えつつあるクリニックの在り方についてお話しします。
弊社の考えでは昨今、クリニックに求められる役割が、時代の変化とともに変わりつつあると考えています。
時代が変化し、国がクリニックに求める役割も変化しつつあるからです。
今までのクリニックの特徴を踏まえて、今後クリニックがどうなっていくのかについてみていきます。
まず、今までのクリニックの特徴についてお話しします。
クリニックの在り方が変わりつつあるのは、国の方針が変わったからです。
高齢化でさらなる医療費増大が見込まれる中、それを支える生産年齢人口は少子化で減少しています。
このままでは医療提供体制を維持していくことが難しい状況に置かれているのです。
そこで政府は、今後も日本の医療を守っていくために、方針を変え医療業界全体の改革を進めていくことにしました。
よって、クリニックの在り方についても転換期が訪れたのです。
政府は、以前まではクリニックに専門性を求めていましたが、現在は万能性を求めています。
つまり、1つのクリニック内で複数の専門科目を詳しく診ることができるような体制を理想としているのです。
次に、2028年度から具体化する「かかりつけ医」の要件には、夜間や休日の診療を行うことが要件になる見込みです。
さらに、癌患者への対応や、紹介率の条件等、一人医師では到底クリアできないような要件が盛り込まれる可能性が高いのです。
よって、複数医師での開業が求められるのです。
複数の専門科目を診ることができ、かかりつけ医の認定要件を満たすようなクリニック、
すなわち、複数医師で複数の科目を標ぼうした大型クリニックが今後の主流となっていきます。
では、今後の時代に合ったクリニックを経営するためのポイントはなんでしょうか。
いくつかあるポイントのうち一つをご紹介します。
それは資金調達と経営母体の検討です。
資金調達は開業するにあたって必須となっています。
特に大型クリニックを開業するに当たっては、高額の投資が必要になります。
現在は、クリニック投資に積極的な地方銀行などでも3億5千万円程度が融資の限界となっています。
それ以上に投資が必要な場合は、どのように資金調達を行うのか検討しなければなりません。
また、経営母体としては、個人で経営するほか、医療法人になる、一般社団法人となるという手段があります。
一般社団法人に関しては患者さんとのトラブルが増加していたり、保険医療として認めてもらうのが難しかったりするため、
それぞれの形態でのメリット・デメリットをよく理解した上で選択することが重要です。
(参考) 医歯薬ネット 「一般社団法人立のクリニックでのトラブル増加に注意!」 一般社団法人立クリニックでのトラブル
大型クリニックを経営するポイントについては弊社YouTubeチャンネルにアップロードされた動画
「【一人医師での経営が難しくなる?】これからの時代にマッチするクリニックとは」(14:28~)でより詳しくお話ししております。
さらに、弊社の考える新しい開業の形であるクリニックフリーランス開業についてもお話ししております。
併せてご覧ください。
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