開業医インタビュー 島田整形外科 島田克博院長

専門性を生かした診療実践と開業地選びが大きな鍵
わずか2年で1日の外来200人を達成。口コミで大人気の整形外科に成長!!

※1489magazine vol.1―2010年10月発行号より転載

医療法人社団博永会 島田整形外科
〒203-0032 東京都東久留米市前沢5-24-23
電話:042-470-9511

「島田整形外科」が開院したのは2008年1月。
開院から2年半で、既に1日の平均患者数は180人にのぼり、多いときには200人が来院することもあるという。そんな島田整形外科の院長、島田先生に成功の秘訣を伺った。

島田整形外科院長 島田克博先生

開業の理由

島田院長は、1981年に防衛医科大学校を卒業し、その後自衛隊体育学校、自衛隊札幌病院、防衛医科大学校の整形外科と9年間に渡り防衛庁指定の医療機関で勤務。その後、国立病院機構村山医療センターの整形外科に医長として赴任し、17年間勤務してきた。
専門としては、股関節・膝関節の外科治療、および関節リウマチの外科治療に長年従事されてきた。勤務医時代は、外来が週1回(隔週にリウマチ外来)、手術が週2回、当直は月に1〜2回というスケジュールで勤務をしていたという。

そんな島田院長が開業を考えるようになったのは、開業する2年前のことだ。
「将来設計を考えたときに、子どものことを考えると50歳くらいで行動を起こさないと間に合わなくなると思った、というのが一番の理由ですかね。このまま勤務医を続けていくと医療以外の管理的な仕事も増えてきて医療に集中できなくなってくるし、当直も重荷になってきた…というのも理由の一つです。」
こうして、医院開業コンサルを手掛ける医歯薬ネットの開業セミナーに参加し、家族と相談しながら開業への一歩を踏み出したのだ。

開業用地はバス停前の好立地

新規開業の場合、開業地選定が開業成功の鍵を握ることになるといっても過言ではない。開業地をどこにするかを考える際、いくつかの選択肢がある。
勤務先近くで開業、自宅から通いやすいところで開業、何よりも人口が多いところで開業、などのパターンが一般的だ。どれをファーストプライオリティとするかは、経営者となる院長とブレーンとなるコンサルタントとで十分に話し合って決めていく。

「約半年間かけて、開業用地を探しました。重視したのは、整形外科でリハビリもやるので十分な広さがあり、かつ、診療圏(※)がよいところ。以上の条件で医歯薬ネットに依頼したところ、十数カ所の物件候補地を紹介してもらいました。その中で、ちょうどバス停が目の前にあり、近隣に団地を何棟もしたがえた物件が見つかったのです。診療圏や賃料などの面から考えても非常に適した土地だということが分かり、そこに決めました。バスを利用して来院する患者さんも多いので、非常によい物件で開業できたのではないかと思います。」

島田整形外科外観

ちなみに、この物件の診療圏調査の結果は、245人/日だった。整形外科の診療圏調査の結果は100人程度、良くても150人という物件が多い中でかなりの優良物件が見つかったといえるだろう。

※診療圏調査とは
開業予定地を中心にエリア内人口を算出し、競合医院数を勘案して推定外来患者数を導き出す調査、言わばマーケットリサーチのことです。

成功への道

開業当初は1日の平均患者数は70人程度だったという島田整形外科。2年目で150人が来院するようになり、その後も順調に推移していった。
今では、1日の平均患者数は、1 7 0 〜1 8 0 人となり、多い日では200人が来院することもあるという。整形外科の中でもかなり伸びが早いほうだ。

島田院長は、その理由をこう語る。
「患者さん同士の口コミが大きいと感じています。同じ疾患で悩む患者さん同士のコミュニティーもあり、ネット上で口コミが広がっていったようです。また、スタッフの人柄やリハビリの充実も成功の一因ではないかと思います。」

島田整形外科では、開業以来スタッフの入れ替えが少なく、今までに2人しか辞めていないという。実際にスタッフともお会いしたが、笑顔や親しみやすさが非常に印象的だった。全体でいい雰囲気を作りだしており、それが患者さんの評判にもつながっているのだろう。

島田整形外科では、島田院長が勤務医時代から専門としてきた変形性関節症、骨粗しょう症、腰痛症などの高齢者に多い整形外科疾患や関節リウマチを中心に診療を行っている。
「開業後は、今までに修得した知識、技術を生かして地域の医療にさらに貢献していきたいと思っていましたし、当院ならではの強みが必要だと考えております。今後は、開業に関しては難しい世の中になるので、開業場所や資金計画、経営理念などの計画をしっかりと立てるべきだと思います。」

今後の目標

「患者さんの数を増やしていくというよりは、今後は専門性をより高めていきたいと思っています。たとえば、スポーツドクターとしてのかかわりがあまりないので、そちらの方まで手を広げてみたいですし、リウマチの専門性も深めたいですね。」

 

Doctor’s Profile

ギターを弾く島田先生

30年前に同級生の結婚式にてギターを披露

開業したら趣味の時間も増えてクラシックギターの腕前もアップ

毎年、お盆と年末年始にまとめて休みをとり、家族旅行をするのが恒例だという島田先生。日曜日はお子様と映画や遊園地に行くなど、プライベートも充実していそうだ。そんな島田先生が、開業医になってから始めたというのが、クラシックギターだ。もともと学生時代に弾いていたが、開業医になって生活リズムが安定してきてからまた始めたという。主な演奏曲はゴンチチ、押尾コータローとのこと。

(掲載内容は2010年掲載時のものとなります)

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