開業医インタビュー ぽっけキッズクリニック 大川拓也院長

こどもたち、お母さんたちがいつでも相談に来ることができるような敷居の低い診療と専門性の両立を目指して

※1489magazine vol.5―2011年10月発行号より転載

ぽっけキッズクリニック
〒226-0018 神奈川県横浜市緑区長津田みなみ台6-24-13
TEL:045-988-5330
http://pokkekids.com

「こどものポケットの中には石ころや牛乳瓶のフタなどいつも不思議なものが入っていると思いませんか?僕にとってポケットはこどもの夢の象徴です。ポケットの中には、こどもだけが持つ想像力や夢のかけらが沢山詰まっていて、こういうものをずっと大切にしながら成長してほしいという想いがあります。この想いをクリニック名として掲げたのが『ぽっけキッズクリニック』です。身近な存在としてこどもたちの夢と健康を応援し、支えてあげられるクリニックを目指して診療をしております。」

ぽっけキッズクリニック院長 大川拓也先生

こう語るのは、『ぽっけキッズクリニック』(以下、同クリニック)の院長大川拓也先生だ。
大川院長は、日本医科大学を卒業後、日本医科大学付属病院、国立病院機構静岡医療センターなどでの勤務を経て、2001年から神奈川県相模原市の総合相模更生病院にて小児科医長、部長として地域医療、小児科救急に従事され、2009年10月に同クリニックを開業された。
成長障害や小児糖尿病、夜尿症、アレルギー性疾患などに専門性をお持ちで、子どもの成長・健康に悩みを持つ多くのお母さんに頼りにされている。

開業の動機

大川院長は、ご自身が理想とする小児医療を追及するために開業を決意されたという。
「勤務医時代、総合病院の小児科医として自分自身が目指す医療を提供するには制約も多く、限界を感じるようになりました。子どもにもっと寄り添い、お母さんたちのニーズを聞きながら、患者さんにより近い立場で診療してゆきたいという想いが根底にあり、自らの理想とする小児医療をつきつめてゆくためには、開業をし、自ら院長となり必要な体制をつくってゆくことがベストだと考えるようになりました。」

開業地選定

ぽっけキッズクリニック

同クリニックは、横浜市長津田みなみ台の新興住宅地の中に位置し、近隣にはショッピングセンターや大きな公園などもある。クリニック専用の駐車場も完備されているため小児科のクリニックとしては好条件の物件・立地であるといえる。2階建て建物の1階がクリニック、2階は大川院長がご自宅として使用されている。
「開業をするにあたっては、当初から自宅併設のクリニックを開設しようと考えていたので、開業地は診療の拠点としてふさわしい土地であるとともに、自分自身が家族と暮らすのに適した土地であることを重視しました。小児科というのは、生活と密接した科目だと思っておりますので、商業地よりも実際に子どもたちが生活している場所に拠点を構えたいと考えていたところ、開業地探しからサポートしていただいていた医歯薬ネットさんに現在の土地を紹介してもらいました。『建て貸し※』形式での開業だったので初期費用がそれほどかからず、同敷地内に駐車場も多く設けることもできたので、車で移動することが多い現代の患者さんたちのニーズに合った物件に出会えたと思っています。」

※土地オーナーの費用でクリニックの建築及び内装工事をおこない、長期(15 年から20 年)で借り受ける契約を結ぶ開業形態のこと。

相談しやすい、敷居の低いクリニックを目指して

ぽっけキッズクリニック

子供たちからのメッセージボード

患者数が非常に多く、夜9 時過ぎまで診療することも稀ではないという同クリニック。これほどまでに多くの患者さんに頼られているのは、単に診療圏が良いからという理由だけではない。こどもたちにより親身な医療を提供したいという大川院長の想いが、多くの患者さんの信頼につながっているのだ。

「クリニックで診療するにあたって、敷居の低いクリニック、相談しやすい環境づくりを心掛けています。『この子、少し体が小さいのでは?』など、親御さんが常日頃お子さんに対して持っている疑問をきっかけに診断に至るケースは少なくありません。常にこどもたち、ご家族の話に耳を傾け、悩みを受け止めて、詳しく説明してゆくことが大切です。」
このような大川院長の丁寧な診療は、多くの患者さんから高い評価を受けており、特に体に異常はなくても、健康診断を受ける感覚で定期的にクリニックを訪れる患者さんもいらっしゃるとのこと。

患者さんとのコミュニケーションを支えるスタッフの役割

また、患者さんと密接なコミュニケーションをとるには、スタッフとの連携も欠かせないという。
「実際に私が患者さんと接するのは、3〜5分と非常に限られた時間ですが、看護師やメディカルクラークが診察前や診察終了後にご家族に声をかけて不安を酌んであげたり、その情報を医師である私に伝えてくれたりしています。このように、医師による診察の時間だけでなく、包括的に患者さんをサポートするためには、クリニックのスタッフが同じ理念をもち、情報を共有しながら患者さんに向き合っている必要があります。そのために日頃からスタッフとはしっかりとコミュニケーションをとり、定期的に勉強会を開いたりしています。」

今後の目標

開業のメリットは、自分が理想とする診療をとことんつきつめることができ、将来のビジョンも持ちやすいことだと語る大川院長。今後は、更にご自身の理想とされる医療を追及してゆきたいとのお考えだ。
「開業をしてから、自らの理想とする医療に近づいてきてはいますが、まだまだ患者さんひとりひとりに寄り添った治療やアドバイスができる体制が十分に完成しているとはいえないと思っています。特に今後は、急性疾患と並行して成長障害などの慢性疾患の子ども達により専門性を活かした医療を提供してゆかなければいけないと考えています。」

また、プライマリーケアを担う地域に根差したクリニックとして、新たな試みも積極的に取り入れられているとのこと。
「クリニックに来た子ども達を診るという受け身型の医療だけではなくて、地域に対して積極的に情報発信をしてゆきたいと思います。今年の夏にはクリニックを開放してぜんそくの子ども達の勉強会を開催しました。今後は医師会の他科目の先生とも連携してこのような勉強会をより大規模に行いたいと思います。
最近、一人あたりの患者さんの診療時間を増やすために一部の時間を医師2人体制で診療にあたるようにしました。さらに今後は地域で不足している病児保育にも参加してゆきたいですね。病棟を持っていないという制約の中ではありますが、地域の子ども達のために常に先を見据えて努力を続けてゆきたいと思います。」

(掲載内容は2011年掲載時のものとなります)

 

Doctor’s Profile

弊社が開業支援をさせていただきました

開業を成功させるにあたっては、まずは適切なマーケットでの開業物件を探索することが不可欠となります。しかしながら、好条件の診療圏だけで成功に結び付くわけではありません。今回ご紹介させていただいた大川院長のように、絶えず患者さんのことを考え、適切な診療を提供していく必要があるのです。
弊社は、開業地探しから開業後の会計顧問業務まで一貫してサポートさせていただいておりますので、開業後も定期的な経営アドバイスをしてまいります。開業をお考えの先生は、まずは弊社セミナーにお申込みいただき、開業に関する知識を入手してください。

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