開業医インタビュー いづみ内科 和泉秀彰院長

診診連携や患者への丁寧な診察で着実に実績を伸ばしているクリニック

※1489magazine vol.6―2012年1月発行号より転載

いづみ内科
〒183-0012 東京都府中市押立町4-9-10 TEL:042-490-30313
http://izumi-naika.jp

開業のメリットのひとつとして、「自分のやりたい医療を自分のやりたい形で提供することができる」という点が挙げられるだろう。
今回ご紹介する、いづみ内科の院長 和泉秀彰先生が開業という道を選択されたのも、この点に魅力を感じたからだという。

いずみ内科 和泉秀彰院長

和泉院長は、浜松医科大学を卒業後、千葉大学第二内科に入局された。千葉市立青葉病院、横浜労災病院、千葉大学医学部第二内科、済生会船橋済生病院などでご経験を積まれた後、医局から離れ、医療法人社団 緑祐会 永野病院にて勤務され、院長としてもご活躍されていた。
その後、東京都府中市で「いづみ内科」を開業し、高血圧症、糖尿病、高脂血症など生活習慣病をはじめとする内科全般の診察、胃・大腸内視鏡検査、プラセンタ療法、禁煙外来など幅広い医療を提供されている。

開業の動機

「勤務医として働き始めて約15年経ち、今後の自分自身のキャリアを考えたときに、勤務医のままだと診療以外の部分に時間を割かれたり、定年退職があったりと色々な面で制限が出てくるようになるだろうと思いました。診療スタイルにしても自分がやりたいことを自由にやれるわけではありませんし、開業という道を選んで自分が理想とする医療を提供していきたいという思いが強くなり、開業を決意しました。」

本格的な内視鏡検査を提供できるクリニックを作りたい

いずみ内科 内視鏡室

近年、開業の形は多様化してきている。例えば、「消化器内科」と一口に言っても、上部経口・経鼻内視鏡・下部内視鏡を完備し、内視鏡室・内視鏡待合室も設けて
本格的な検査体制を整えているクリニックもあれば、上部経口内視鏡のみ導入し、第二診察室や処置室を臨時的に内視鏡検査室として使うなどして最小限の設備で検査するクリニックもある。それぞれの診療スタイルや開業ドクターの考え方によってクリニックの必要面積や立地条件が異なるのだ。

「私は、開業を決意した当初から『本格的な内視鏡検査ができるクリニックを作りたい』という想いが強かったので、小規模な駅前のビルテナントで開業するというより、内視鏡室・内視鏡待合室を設け、駐車場もしっかり確保できる場所で開業したいと思っていました。」

開業地選定 ―落下傘での開業を決意

このような和泉院長の方針から、先生の開業コンサルティングを担当した医歯薬ネットは、建て貸し物件(※)での開業を提案した。開業地域は、和泉院長が勤務医時代中心に働いていた千葉周辺や先生の親族が多く住む多摩地区を中心に進めていった。

「開業するまでは千葉を中心に勤務していたので、当初は、松戸・越谷などで物件探索をお願いしていました。しかしながら、一度開業すると、その地で一生を過ごすこととなりますので、生活の基盤をどこに置くか、という問題とも深く関わってきます。診療圏ももちろん大切ですが、自分自身が今後の人生をどこでどのように過ごすのか、という面まで総合的に考えると府中・調布などの多摩地区が自分にとってベストな開業地だと思い、開業候補地を思い切ってシフトし、最終的に現在の場所で開業しました。」

※土地オーナーの費用でクリニックの建築及び内装工事をおこない、長期(15年から20年)で借り受ける契約を結ぶ開業形態のこと。

開業に対する不安を乗り越えて

いずみ内科外観

このような経緯で落下傘での開業をすることとなった和泉院長。開業当初について伺うと、やはりスタートは非常に苦労したと振り返る。

「開業当初は、一日外来患者数が平均15人くらいだったので、不安でしょうがなかったですね。患者数がずっと伸びなかったらどうしようと落ち込んだり悩んだりすることも多かったのですが、経営者として責任を持ってクリニックを運営していかなければなりません。地域の患者さんのかかりつけ医として認識してもらうためには何をしたらいいのか、どのように競合クリニックとの差別化を図っていくべきかを常に考えてきました。
豊富な駐車スペースや本格的な内視鏡の設備などのハード面はもちろんのこと、地域の他科目のクリニックのドクターと診診連携を図ったり、日曜日も診察をしたりとソフト面でも工夫を重ねてきました。」

丁寧な診療で患者の信頼を獲得

開業から2年経った今では1日平均約40〜60人もの外来患者が来院するようになったというが、これほどまでに患者が定着するようになった理由の一つは、和泉院長の診察に対する真摯な考え方だろう。

「一日に診ることができる患者数には限りがありますので、極端な話、仮に1日150人患者が来て、流すだけの診察しかできなくなるとすると、それは、自分が理想とする医療ではなくなります。特に、クリニックに来る患者さんは、きちんと話を聞いてもらいたいという気持ちが強いと思いますし、患者さんに最も近い医療機関として、重大な疾病を見落とすというのは致命的な問題です。
これからも丁寧な診察を続けていくつもりです。」

(掲載内容は2012年掲載時のものとなります)

 

Doctor’s Profile

弊社が開業支援をさせていただきました

開業を成功させるにあたっては、まずは適切なマーケットでの開業物件を探索することが不可欠となります。しかしながら、好条件の診療圏だけで成功に結び付くわけではありません。今回ご紹介させていただいた和泉院長のように、競合クリニックとの差別化や患者さんへの接し方など工夫を重ねていく必要があるのです。弊社は、開業地探しから開業後の経営相談・税務会計顧問業務まで一貫してサポートさせていただいておりますので、開業後も定期的な経営アドバイスをしてまいります。
開業をお考えの先生は、まずは弊社開業セミナーにて開業に関する知識を得てみてください。

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