開業医インタビュー 南一色セントラル内科 中西幸二院長

南一色セントラル内科院長であった中西幸二先生は平成28年1月26日、
闘病の末ガンにてお亡くなりになりました。
ご生前のご厚情に深く感謝するとともに、故人のご功績を偲び、謹んで哀悼の意を表します。

長年の糖尿病臨床経験と研究成果をいかし、専門性の高い糖尿病診療を実践

※掲載内容は1489magazine vol.8―2012年8月発行号より転載したものであり、内容は掲載時のものとなります。

南一色セントラル内科
静岡県駿東郡長泉町南一色283-1 TEL:055-980-5777
http://www.minamiisshiki-central.com

金沢大学卒業後、虎の門病院で26年間勤務した中西院長。一般内科の診療から、糖尿病の専門治療、そして冲中記念成人病研究所の研究員として糖尿病の臨床研究にも従事してきた。
開業決意後、以前から非常勤で働いていたフジ虎ノ門病院に移り、その周辺で開業地物件を探すなど開業に備え、2011年3月、静岡県駿東郡長泉町にて「南一色セントラル内科」を開業。長年にわたる臨床経験と研究成果を活かし、一般内科としての地域医療と専門性の高い糖尿病診療を行っている。

南一色セントラル内科 中西院長

勤務医から開業医へ

「虎の門病院では、通常の診療はもちろん、レジデントの教育や、糖尿病の研究活動をしていました。臨床と研究をそのまま続けるという方向性もあったのですが、50歳を過ぎ、開業という選択肢が頭の中で大きくなってきたのです。そういう時に、医歯薬ネットさんからセミナーのお知らせが届き、『今後のために聞いてみるのもいいかな』と、軽い気持ちでセミナーに申し込みました」

開業セミナーには初めて参加した中西院長。他社のセミナーには参加せず、そのまま医歯薬ネットと開業支援の契約を結んだ。
「セミナーを聞いて、開業に関することはほぼ理解できました。それ以上に最も印象深かったのは、講師として話してくださった医歯薬ネット代表の森田さんのお話に『夢』があったことです。その夢のある話を聞いて、開業に踏み切ることができました」

開業地選定―都心のビル診から地方の建て貸し物件に

 長年虎の門病院で勤務しており、自宅も世田谷にあるため、当初は都心のテナントビルでの開業を考えていたという。
「都心のテナントビルでは、糖尿病専門クリニックとして自分の思うようなレイアウトにはどうしてもならないし、資金もかかることがわかりました。また、都心には総合病院がたくさんあって、クリニックが競うのは難しい。それで離れた場所でも、と思い直したのです。私は御殿場のフジ虎ノ門病院に20年以上週1回アルバイトで行っていたので、御殿場なら慣れた場所だし、ここで開業するのもいいなと思いました」

南一色セントラル内科 看板

246 号線を通る車から目立つ大きな看板


そこで医歯薬ネットの担当者は、御殿場周辺で開業物件を探し、南一色の物件を紹介した。国道246号線沿いのこの物件は、御殿場と三島、沼津を結ぶ交通の要衝にあり、周辺には糖尿病内分泌の競合医院もなかったためこの物件に決定した。

「246号線沿いなので、御殿場のフジ虎ノ門病院の時の患者さんも来院しやすいのです。それに、246号線からはっきり見える大きな看板が付いています。この看板は、患者さんが来院する時の目印になりますし、何より看板を見て初めて来院される患者さんが多いんですよ。
糖尿病の患者さんは、病気は気にしつつも最近は通院していないという方が結構いらっしゃいます。そういう方が車で通りがかった時にこの看板を見て、専門クリニックなら行ってみようか、という気持ちになっていただけるようです」

糖尿病専門クリニックとして

南一色セントラル内科検査室

HbA1c、血糖値を迅速に測定できる機器を備えた検査室

設備に関しても、糖尿病専門クリニックとして必要なものは十分に整えている。
「糖尿病診療を充実させるために、検査体制にはこだわりました。血糖値とヘモグロビンA1cの値が1〜3分程度で出る機器を備え、検査結果がすぐに治療に反映できるようにしています。また、『デジタル眼底カメラ』や『腹部超音波診断装置』など、診療に必要な機器は十分に備えています。クリニックとして広い敷地を確保できたので、検査室や栄養指導室もあります。このクリニックは『建て貸し』物件であったため、初期費用が抑えられ、その分設備に投資することができました。24時間換気システムも入れましたが、これもよかったですね」

「糖尿病専門クリニックとして、合併症以外の糖尿病の治療はここだけで完結できます。糖尿病の患者さんは246号線を使って、御殿場、三島、沼津などの広い地域から来院してくれます。その上で、地域の一般内科クリニックとしてご近所の方々に貢献していきたいです」

※土地オーナーの費用でクリニックの建築及び内装工事をおこない、長期(15年から20年)で借り受ける契約を結ぶ開業形態のこと。今回の南一色セントラル内科のケースでは、1階のクリニック部分だけでなく、住居用の2階の建設に至るまでオーナーが負担している。

開業のメリット

南一色セントラル内科外観

駐車場(28台)完備

「ある程度自分の思う通りの診療ができるのが、開業の良い点だと思います。病院で勤務していると納得いかないこともありますが、今は自分の方針で診療できますから。忙しい時は忙しいけれど、ある程度時間的な余裕もあるため、患者さんを丁寧に診ることもできます。また、自分の時間にもゆとりができました。住居がクリニックの2階にあるので、通勤時間はなくなりましたし。開業して、自分が読書好きだということに気付いたんですよ」
勤務医の頃は、研究のための文献を読んだり書いたりする時間しかなかったという中西院長だが、開業してからは小説から経済の本まで、幅広いジャンルの本を読み、自分の時間も楽しんでいる。

開業前は患者さんが来てくれるか不安だったというが、開業して1年4ヶ月、毎月患者数は着実に増え続けている。
「クリニックとしてはまだまだこれからですが、今のペースで患者さんを上積みしていけば、一年後にはスタッフを増やして設備も増強できると思います。開業医には定年がないのもいいですね。クリニックは20年契約を結んでいますが、契約を結んだ時は20年やったら引退だろうな、と思っていました。でも最近は、『その先も、体の動く限りやっていきたい』という気持ちになってきています」

(掲載内容は2012年掲載時のものとなります)

 

Doctor’s Profile

弊社が開業支援をさせていただきました

開業を成功させるにあたっては、まずは適切なマーケットでの開業物件を探索することが不可欠となります。しかしながら、好条件の診療圏だけで成功に結び付くわけではありません。今回ご紹介させていただいた中西院長のように、専門性の高い診療科目の場合、通常よりも広いエリアからの集患が可能であるため、交通の便や看板に関しても検討し、自身の強みを活かせるクリニックにする必要があります。弊社は、開業地探しから開業後の経営相談・税務会計顧問業務まで一貫してサポートし、開業後も定期的な経営アドバイスを行うため医院経営も安心です。
開業をお考えの先生は、まずは弊社開業セミナーにて開業に関する知識を得てみてください。

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