開業医インタビュー 希望ヶ丘すずらん皮膚科クリニック 堺則康院長

医局の仲間3人で開業。助け合いながらチームワークよく診療

※1489magazine vol.11―2013年8月発行号より転載

希望ヶ丘すずらん皮膚科クリニック
〒145-0065 東京都大田区東雪谷2-17-1 グランディ雪谷2F
TEL:03-5754-0011
http://www.suzuran-hifuka.com

日本医科大学を卒業後、同大学皮膚科学教室に入局、同じ医局で働いてきた院長の堺則康先生、副院長の高田香織先生と下田貴子先生の3人で開院した「希望ヶ丘すずらん皮膚科クリニック」。
医局での豊富な経験をもとに、一般皮膚科、アレルギー科、美容皮膚科、往診と幅広く対応している。
2013年7月に開院3周年を迎え、順調な経営を重ねる当院の院長堺先生にお話を伺った。

希望ヶ丘すずらん皮膚科クリニック 堺院長

開業までの経緯

学生時代「もっと何かしなければ」と落ち着かない気持ちで過ごしたという堺院長。入局後は仕事に就いたことがうれしく、仕事を辛いとか嫌だと思ったことは一度もなかったという。学生時代から医学研究にも取り組みたいという思いがあり、研究と臨床のどちらにも手を抜かず力を入れてきた。
「大学院時代は、遺伝子診断・遺伝子治療の研究で教授になられた島田隆先生の下で研究していました。研究だけに力を入れて『あいつは研究は好きだけど臨床はできない』などと絶対に言わせないという気持ちで、臨床もすごく勉強してきたつもりです。それが開業した今役立っていますね」
大学病院での仕事は充実していたが、人間関係にわずらわされることなく自分の思い通りに診療したいという気持ちと、体が動く内は医師の仕事を続けたいという思いから開業を考え始めたという。

「開業を思い立ってからは、準備を万全にしようと色々な開業セミナーを回りました。その中の一つが医歯薬ネットさんです。
他の開業セミナーでは、『開業するともうかりますよ』とか『うちの機器を使うとこんなにいいです』とかいいことばかりいってきたり、逆に『こんな開業じゃダメです』『もっと先生ちゃんとしないと』とか威圧的にこっちに迫ってきたりするところが多かったのですが、医歯薬ネットさんはどちらでもなく、客観的に開業について伝えてくれました。
それに、医療機器メーカーさんや医薬品卸さんのセミナーでは、自分のところの機械や薬が売れればそれでいいという雰囲気がありましたが、医歯薬ネットさんは税理士事務所も持っていて開業後も会計顧問としてお付き合いがあるので、しっかりサポートしてもらえるだろうという安心感がありましたね。
色々と比較検討した結果、やはり医歯薬ネットさんに開業支援を依頼することにしました」

3人で開業を進める

希望ヶ丘すずらん皮膚科クリニック

一人で開業するつもりはなかった堺院長は、同じ医局で働いていた高田先生と下田先生に一緒に開業しないかと声をかけた。
「一人で開業すると完全に休めなかったり、他人の眼がないので診療が独りよがりになってしまうのではという不安がありました。考え違いをしてしまった場合でも、意見が聞ける人がいれば修正できますし、片方にトラブルがあっても患者さんの流れが止まらないので、二診制は絶対に実現したかったのです」
学年も近かったため、同じような時期に開業を意識しはじめてはいたが、将来的に一人でと思っていたという副院長の高田先生。堺院長に声をかけられ、同じ医局でチームワークよく仕事をしてきた仲間だったので、共に開業することを決意した。

石川台希望ヶ丘商店街

賑わい をみせる「石川台希望ヶ丘商店街」 


具体的に開業準備が始まった。

日本医科大学武蔵小杉病院に患者さんを送りやすい東急線沿線の物件を中心に、多くの候補物件を見た中、東急池上線の石川台駅から徒歩5分の、商店街にあるテナント物件に決定した。

「位置的にもよかったですし、内科と歯科も入っているテナントで、大きさもちょうどよかったのでいいなと思いました」
その後のレイアウトや内装などの準備も問題なく進み、スムーズに開業まで至った。

順調に経営を重ねる

IPL(左)と紫外線治療器(右)。美容皮膚科は下田先生が担当

「開業前は『何が起きるかわからない』と、トラブルが起きることも想定していたのですが、いざ開業してみるとそういうことは一切なく、想像以上に順調です」という堺院長。
開院当初も患者数は1日50人程と少なくはなかったが、そこから着実に増え現在は1日約100人の患者さんが来院。子供からお年寄りまで幅広い層の、幅広い症状を持つ患者さんたちを二診体制で診察している。

大学病院時代との違いについて堺院長はこう語る。
「自分の意に沿わないことはやらなくてもいいし、いいと思ったことがやれて、仕事の取捨選択ができるようになったのは大きいです。あとは往診に行くようになったことですね。往診はずっとやってみたいと思っていたのですが、開業当初は少なくて。でも開業後1年経った頃から急激に増え、往診にあてている水曜日の午前中と昼休みが埋まるようになりました。往診は患者さんや患者さんの家族との距離が近いので、今までと違った診療の感覚が味わえます。どんな家に住んでいるのかとか、普段の行動範囲はどうなのかなどの大事な情報が得られますし、始められてよかったです」

下田副院長、堺院長、高田副院長

左から下田副院長、堺院長、高田副院長

3人のドクターがしっかりと連携をとり、チームワークよく診療している「希望ヶ丘すずらん皮膚科クリニック」。
堺院長は今後について、「新しい診断方法、新しい治療方法も積極的に取り入れ、時代に即した診療を続けたいです。そして、患者さんもスタッフも、どちらもハッピーになれる医療を展開していきたいです」という。
「自分はもちろん、スタッフも含め一人一人が少しずつレベルアップすることで、クリニック全体がよくなっていければ」というのが高田副院長の希望だ。

「大学など組織の中にいると自分たちで経営するという意識がなかったので、開業は社会勉強になりますね。開業を迷っている勤務医の方は、経営という新たなことも勉強し、診療もきちんとして、と両方が必要な開業にトライしてみてもいいのではないかと思います」

(掲載内容は2013年掲載時のものとなります)

 

Doctor’s Profile(堺先生)

堺先生は2015年11月にテレビ朝日にて放送された「たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学」の「医師たちが選んだ名医はこの人だ!あなたの不調を治せるベストドクターSP」に出演されました。

弊社が開業支援をさせていただきました

開業を成功させるにあたっては、適切なマーケットで条件に合った開業物件を探索することが不可欠です。今回ご紹介させていただいた希望ヶ丘すずらん皮膚科クリニックのように、3人での開業という事情に即した物件で開院する必要があります。弊社は開業地探しから開業後の経営相談・税務会計顧問業務まで一貫してサポート。安心・安全な開業を実現し、開業後もプロの視点で経営アドバイスを行うため順調に経営できます。
開業をお考えの先生は、まずは弊社開業セミナーにて開業に関する知識を得てみてください。

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