開業医インタビュー ならしの消化器クリニック 李哲成院長

自身の特長を打ち出し、内視鏡検査と総合診療を柱としたクリニック

※1489magazine vol.15―2015年1月発行号より転載

ならしの消化器クリニック
〒274-0071 千葉県船橋市習志野5-1-9 TEL:047-471-5858
http://www.narashino-clinic.jp

 

院長の李先生は大阪大学工学部卒業後に大阪市立大学医学部に入学されたという経歴の持ち主。大阪警察病院や順天堂大学浦安病院にて消化器内視鏡を中心とした救急診療に携わり、2012年5月に千葉県船橋市にて「ならしの消化器クリニック」を開院。高い専門性を持つ内視鏡検査と救急医として磨かれた総合診療に取り組まれている。

ならしの消化器クリニック 李哲成院長

開業準備に進むまで

李院長が医師を志すようになったのは、大阪大学工学部在学中の19歳の時。病気にかかり一年半大学を休んで闘病生活を送ったことがきっかけだった。回復後医学部受験を目指して取り組まれ、大阪大学ご卒業後に大阪市立大学医学部に入学された。

大阪警察病院での研修医時代は、新しい制度の2年目だったため病院のシステムや研修医の教育方針が変わる過渡期で色々な経験ができ、面白かったという。内科、救急科、外科など様々な科を経験し、最終的に消化器内科を専門にすることにした。
「元々開業しようと思っていたこともあり、専門は一人でできる科がいいと思っていました。消化器内科は検査から診察まで一人でできますし、処置など外科っぽい部分があって、内科の中では手技的なことができるのも魅力でしたね」

その後順天堂大学浦安病院の救命救急センターにて救急医療に取り組み始めた李院長。3年が経過し医師として一通りの診療スキルが身に付いたため、開業準備を進めることにした。
「家が自営業だったということもあり、自分自身でやりたいという気持ちが私にはもともと強かったのです。受け直しで医学部に入ったということもあり、ある程度スキルを身に付けたら早く開業しようと考えていました」

開業地選定

ならしの消化器クリニック

ちょうどその頃1489magazineが届いたため、セミナー参加を決めた李院長。2回セミナーに参加し、そのまま医歯薬ネットと開業支援契約を結んだ。
「普通に勤務医をしていても得られない情報を知ることができて、セミナーは面白かったです。それに私は地元が大阪なので、こちらで開業しようと思っても地域の事はあまりよくわからなくて。医歯薬ネットさんは開業場所を探すことから薬局出店までやってくれて、会計部門もあり全部お願いできるからいいなと思いました」

都内から通勤でき、集患が見込める場所で開業したいと思っていた李院長。順天堂浦安病院での経験からこの周辺は医療施設が足りていないと感じていたため、船橋市での開業を希望した。そこで2件目に提示された物件で開業を決めた。
「広い駐車場があるショッピングセンターの前ですし、パッと見た感じでいいなと思いここに決めました」
物件の裏側は当時は空き地だったが、現在は住宅が立ち並んでいる。周辺にはマンションも多く、交通量が多い前面道路に面しているため視認性もよい。

ならしの消化器クリニック向かい

クリニックの真向かいに立地するショッピングセンター

「クリニック建築にあたっては内視鏡室と診察室の位置関係を重視しました。せっかく新しい建物を建てて一からやるのだから、検査や診察が効率よく行えるようなシステムを作りたかったのです」
開業した今、思った通りスムーズに検査や診察ができており満足しているという。
「私が今40歳なので、同年代の方が来てくれるクリニックにしたいと思っていました。忙しくてあまり病院やクリニックに行かない年代の方に気軽に来てもらえるよう、極力待たせず時間を短縮するようにしています」

現在では若い方から高齢の方まで、幅広い年代の患者さんが来院されている。消化器内科はもちろん、「ここなら診てくれる」と風邪から蕁麻疹まで様々な症状の患者さんが集まるクリニックになっている。

内視鏡検査へのこだわり

ならしの消化器クリニック内視鏡室

クリニック名にあえて専門性を出し、「消化器クリニック」と名付けた李院長。
「クリニックで内視鏡検査をやりたかったので、専門性を出す名前にしました。内視鏡検査専用のHPを別に作ったのですが、それを見ていらっしゃる方も多いです」

順天堂浦安病院では、「緊急内視鏡担当」として、内視鏡チームを作り救急科で内視鏡に取り組んでいたという李院長。自身のクリニックでは他のクリニックにはない内視鏡検査を行っている。
「上部消化管内視鏡検査は、経鼻の器具を使って経口で行っています。経鼻内視鏡検査は鼻から通すための事前準備が必要なので、その分時間もかかりますし、経鼻用の細いファイバーを使って経口で検査するのが一番いいだろうと以前から考えていました。経鼻用なので経口用よりも細径ですが、それでもきつい方もいらっしゃるので鎮静剤を使っています。寝ている間に検査して、目が覚めたら終わっているので患者さんにとってはすごく楽なのです。こちらではあまり行われていないですが、関西では内視鏡検査に鎮静剤を使うような新しい試みもされているんですよ」

救急診療に携わっていたため鎮静剤の扱いにも慣れている李院長。経鼻の器具で経口の検査を始めるにあたっては、開業前に内視鏡メーカー担当者と打ち合わせ、「これならできる」と導入した。楽に手早く検査を終わらせて、若い人にもっと気軽に検査を受けてもらいたいという。
「ここでは食事をとらずに受診されればそのまま検査までできる体制を作り、受診してから帰るまで1時間で終わるようにしています。最近では内視鏡検査の枠は予約でほぼ埋まりますね。専門性を出した内視鏡検査と救急で培ってきた総合診療を特長としてやっています」

ならしの消化器クリニック待合室クリニックは経営も順調で、春には医療法人化する予定だ(※法人化済み)。自分の思い通りに診療でき、勤務医時代と違い休みもしっかりとれるため、開業して満足しているという。
「開業する時にある程度お金を借りても、よほど嫌がられない限り返すことができるのがこの業界のいいところです。開業する気持ちがあるのなら、勤務を続けて時間が過ぎてしまうより若いうちに開業した方がいいと思います。一人でやることが好きな人にも開業をお勧めします」

(掲載内容は2015年掲載時のものとなります)

 

Doctor’s Profile

弊社が開業支援をさせていただきました

開業の成功のためには、開業物件探索をはじめとして多方面に渡る検討事項があります。加えて今回ご紹介させていただいた李院長のように出身地から離れた開業の場合、土地の事情がわからず準備に通常以上に手間取ることもありますが、弊社は開業地探しから開業後の経営相談・税務会計顧問業務まで一貫してサポートするため安心です。また、開業地選定においては不動産に精通したのプロのスタッフが担当するため、現在の様子だけでなく今後人口が増えていくなどの状況も踏まえることができます。
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