開業医インタビュー くわえ皮膚科 桑江義介院長

ビジョンを実現し、皮膚科開業医として地元に貢献

※1489magazine vol.24―2018年1月発行号より転載

くわえ皮膚科
〒272-0804 千葉県市川市南大野2丁目1-26    TEL:047-338-7070
http://www.kuwae-hifuka.com

 

2016年4月に千葉県市川大野にて「くわえ皮膚科」を開設した桑江義介先生。高校時代から思い描いてきたビジョンを実現し、皮膚科開業医として生まれ育った地域に貢献している。開業直後から多くの患者が来院し、経営は順調で、現在、医療法人設立を申請中である。

くわえ皮膚科

皮膚科開業医を目指す

「高校生の時に将来を考えて理系に進もうと決めたのですが、その後どのような職業に就こうかと検討し、『命に関わる仕事がしたい』と思って医師を目指すことにしました。それからは図書館で医学書を高校生ながらも読んで、各科目でどのような業務が行われているのかを調べました。調べた結果、皮膚科は内科と外科が両方でき、誰にでも身近で生活に深く関わる領域だと感じ、皮膚科の医師を目指そうと決意したのです」

医学部入学後もその決意は変わらず、岡山市立市民病院での初期研修後に地元の千葉に戻り、順天堂大学浦安病院の皮膚科に入局した。入局後は一般外来はもちろん、悪性腫瘍を専門とし、局所麻酔・全身麻酔手術を数多く手掛け、入院患者管理、救急外来など幅広く経験した。
大学病院で忙しい生活を送っていたある日、実家近くの土地の紹介を受けたという。
「もともと私はいずれは地元で開業しようと思っていました。特にいつ、ということは決めていなかったのですが、たまたま実家近くの土地が売りに出され、お話をいただいたのです。よく知っている場所ですし、周りに皮膚科もないので、この土地で開業できるならいいな、と思いました。比較的若い時期での開業だと思いますが、専門医は取得していましたしこの土地で開業することに決めたのです」

開業準備期間

開業を決意した桑江先生。医歯薬ネットのセミナーを知り、話を聞くだけ聞いてみようと参加した。
「私は具体的な物件を持っていたので、セミナーの後でその物件について相談してみたところ、問題ないでしょうと言われました。ただ大学病院を辞められる時期を待たねばならなかったので、すぐには開業できませんでした。そのことを伝えると、開業支援料金は定額で、期間や回数で決まるわけではなく、『長期でも構いませんよ』といってもらえたので、医歯薬ネットさんに開業支援をお願いすることにしたのです」

くわえ皮膚科場所

前面道路は生活道路で、道路の向かい側にはバス停がある

開業地周辺は住宅地で、すぐそばに保育園が2つと小学校があり、少し行くと別の小学校と中学校もある。前面道路には住民の生活の足であるバスの路線となっており、バス停も近い。何より周囲に皮膚科クリニックはなく、皮膚科の開業には最適な物件だった。桑江先生はずっと思い描き続けてきた皮膚科の開業を、この地で実現することにした。

「子供からご高齢の方まで、誰にでも身近な疾患が多いところに魅力を感じて皮膚科医になったので、そういうCommon Diseaseを扱う、オーソドックスな皮膚科開業医になろうと思っていました。クリニックには特別な機器は入れていませんが、一般的なものは揃えましたし、バリアフリーにしてご高齢の方も来院しやすいようにしました」

開業してビジョンを実現

2016年4月に開業した「くわえ皮膚科」。開業当初から多くの患者が来院し、その数は増え続けている。美容などの自費診療はほぼ扱わず、保険診療を中心として、新生児から高齢者まで、あらゆる年代の皮膚科疾患を診療している。くわえ皮膚科受付「ここは実家がある場所なので、私が開業するという話を聞いて、同級生やそのご両親にお子さん、私の両親の知り合いなどの方々が開院当初から来てくださりました。やはり皮膚の疾患で困っている方は多いですし、周りに他の皮膚科がないこともあり、それからずっと患者さんは順調に増え続けています」

診療においては、患者さんの希望を的確に把握し、それに応じるように心がけているという。
「強めの薬を使って短期で治したい方、少し時間がかかってもいいので弱い薬を希望される方、とにかく痒みをすぐ止めたい方など、患者さんの希望は様々です。もちろん疾患によりますが、なるべく私は患者さんの希望に合わせ、オーダーメイドな治療をするようにしています」

勤務医時代と異なり、自分一人ですべての責任を負う立場となった重さも感じているという桑江先生。しかしいつ呼び出しがあるかわからず、はっきりとした休日がほぼ取れなかった勤務医時代と違い、開業してからは休みがしっかりとれ、オンオフがある生活が送れているという。くわえ皮膚科処置室
開業時からのスタッフもみな働き続けており、クリニックの運営は非常に順調で、2018年には医療法人となる予定だ。
「人の縁と運のおかげだと思いますが、これまで非常に順調に進んできています。今後も特別なことというよりは、これまで通り新生児からご高齢の方まで来ていただけるオーソドックスな皮膚科クリニックとして、地域の皆さんに必要とされ続けていきたいと思っています」

高校生の頃からの皮膚科開業医というビジョンを実現した桑江先生。そのビジョンを軸に据えてから、一切ぶれることはなかった。
「自分の軸をぶらさずに、やりたいことをやればいいと思います。開業を志しているのであれば、医歯薬ネットさんはフォローする体制をもっているので、相談してみてもいいのではないでしょうか。開業の形は相談しながら決めていくことになりますが、相談しながらも自分の軸はぶらさずにいることが大切だと思います」
「私は皮膚科開業医になりたくて医学部に入り、医学部に入った後もやはり皮膚科が面白いと感じてそのまま皮膚科医になりました。地元に帰って大学病院で勤務し始めましたが、Common Diseaseを診療したい、周辺に皮膚科がないこの地域で開業して、少しでも地域に恩返ししていきたいという気持ちはずっと心の中にぶれることなくありました。常にそのビジョンの軸を持ち続けてきたので、たまたま土地の話があった時にタイミングを逃すことなく、よい形で開業を実現できたではないかと思っています」
(掲載内容は2018年掲載時のものとなります)

Doctor’s Profile

【所属学会・資格】日本皮膚科学会(専門医)、日本小児皮膚科学会、日本乾癬学会、日本医真菌学会、日本臨床皮膚科医会

弊社が開業支援をさせていただきました

開業を決意した土地がある場合も、開業可否を専門家の目で判断した上で決定することは重要です。弊社の開業支援は契約ドクターの事情に応じて進めてまいりますので、少し先の開業を検討されている場合も、お気軽にご相談ください。開業まで確実に導いた後は、会計顧問業務でサポートを続けていくため、開業後の経営も安心です。開業をお考えの先生は同封のご案内をご確認の上、まずは弊社セミナーにご参加ください。

 

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