開業医インタビュー 用賀リッキー整形外科 関原力院長

専門診療や土日・夜診療など、独自性を打ち出して開業

※1489magazine vol.28―2019年5月発行号より転載

用賀リッキー整形外科
〒158-0097 東京都世田谷区用賀4-3-9 MORIYA THREE 3F    TEL:0476-45-1187    http://www.ricky-ortho.com

 

渋谷駅まで直通で約11分と都心にほど近く、利便性が高い東急田園都市線「用賀」駅。
この用賀駅から徒歩1分の商店街の医療ビル3階にあるのが「用賀リッキー整形外科」だ。

院長の関原先生は、昭和大学医学部卒業後、昭和大学藤が丘病院整形外科に入局して小児を含めた股関節を専門として治療、研究に携わり、2017年5月にクリニックを開院した。新生児を含めた小児から高齢者まであらゆる年代の患者に専門性の高い診療を行い、平日の遅い時間や土・日も診療するなど、幅広い層が受診しやすいようにという独自性を出して開院した。それから2年、多くの患者が来院する人気のクリニックとなっている。

リッキー先生

小児を含めた股関節を専門に

アメリカの高校・大学を卒業後、日本に帰国し昭和大学医学部に入学した関原先生。始めから整形外科を志していたという。
「私はサラリーマンには向いていないし、アメフトをしていてスポーツが好きだったので、スポーツに関わる仕事で何かないかなと思っていました。今思えばトレーナーのような仕事を考えていたのでしょうが、整形外科医になればいいと思って、医学部に入学しました」
昭和大学医学部卒業後、藤が丘病院整形外科に入局し、小児整形外科の先天性股関節脱臼など、股関節を専門にするようになった。
「私は藤が丘病院で、師匠と仰いでいる扇谷先生から先天性股関節脱臼の超音波検査を教わって始めました。手法が独特なので経験がないとできませんから、先天性股関節脱臼の超音波検査は基幹病院といわれる病院でも3割弱しか行っておらず、精密検査が必要な場合には、整形外科医がレントゲン画像により診断している施設がほとんどです。レントゲンは被爆があり画像が2次元なので見逃しもあるのですが、超音波は被爆がなく、3次元的に動かしながら観察できるのでほぼ見逃すことはありません。
私は日本整形外科超音波学会のエコーセミナー講師もやっていて、この手法を広げる活動もしています。子供は正直なので、痛いとかどこかおかしいという場合は絶対に何かありますから、見つけてあげたいと思っています」

開業準備を進める

用賀リッキー整形外科場所

用賀駅より至近の商店街にある医療ビルにて開業

開業を志すようになった関原先生は、おおぎや整形外科の扇谷浩文先生をはじめ、昭和大学藤が丘病院整形外科の先輩が複数開業している医歯薬ネットに開業支援を依頼することにした。

「扇谷先生など、色々な先輩や知り合いが医歯薬ネットから開業していたので、信頼できるのではないかと思って医歯薬ネットに決めました。
開業する場所は自宅と勤務先の藤が丘病院を結ぶ田園都市線沿線上で探してもらいました。藤が丘病院に近い場所はOBがたくさん開業されているので、あまり藤が丘に近くないところで、かつ駅から近い物件を希望していました。小児の股関節検査をやっている施設はあまりないので電車に乗って来院される方もいらっしゃると思いましたし、私は賑やかなところが好きですから」

長尺撮影可能なX線1式

長尺撮影可能なレントゲン一式を導入

開業を決定したのは、東急田園都市線「用賀」駅から徒歩1分の医療ビルの3階部分。渋谷から近く交通の便が良いため、単身者、ファミリー層にも人気が高く、住民が多いエリアである。近隣に整形外科は1軒しかなく、需要も高いだろうということも決め手になった。

全脊椎(頸椎から仙椎)、全下肢(股関節から足関節まで)が一つの画像になる長尺撮影が可能なレントゲンを導入し、もちろん自身の専門である先天性股関節脱臼の診断のためのエコーも備え、2017年5月にクリニックは開院した。

特色あるクリニックに

「新生児も含めた小児から高齢者の方まで、すべての世代の方を対象にし、大学病院クラスの高度な医療を提供できるクリニックにしようと思いました。クリニックで専門的な診療を受けられれば、手術などが必要でない限り、患者さんは大学病院のような大きな病院に行かずに済みます。大きな病院に行けば待ち時間も長いですし、ここだけで診療を完結できるようにしたかったのです」
土曜日午後は専門診療の時間とし、脊椎、上肢、膝関節、股関節、手の外科、足の外科、小児整形、整形外科領域すべての部位の専門診療に加え、形成外科の診療も行っている。

用賀リッキー整形外科ロゴ

アメリカのクラブチームをイメージしたロゴ

クリニック名にはインパクトを考えて、子供の頃から呼ばれていた「リッキー」を入れて名付けた。
多忙な住民が多いエリアに立地するクリニックとして、忙しい人でも通ってもらえるよう、平日の月・火・金は20時まで、土曜日の午前・午後、日曜の午前も診療している。WEB予約による順番取得システムを導入して受付番号順に診察しており、番号を取得した後はWEBサイトやアプリから待ち状況を確認し、自分の順番が近づいてきてから来院すればよいのも利便性が高い。

「他がやっていない時間はやはり患者さんが多いです。日曜日は初診の患者さんがかなりいらっしゃいます。今は受診しようと思った時まずインターネットで検索しますから、ホームページを見て来院される方が多いですね。私の専門の股関節脱臼の検査で来る患者さんも、ほとんどがインターネットで調べてこちらを知った方たちで、検査数も次第に増えてきました。この疾患は診断が遅れるほど治療が難しくなってしまうので、乳児健診で二次検診が必要といわれたら、すぐ来てもらえればと思います。場合によってはレントゲン撮影も必要になりますが、超音波検査によって確実に診断できますから」

クリニックには幅広い層の患者が来院しているが、中心となるのは働いている世代とそのご家族の方だという。そのため物理療法に毎日通ってくるというよりも、運動療法に通う患者が多い。現在、常勤2名、非常勤7名の理学療法士が在籍し、一度に最大4人が入って運動療法を担当している。

開業して2年、クリニックの経営は概ね想定した通りに推移しており、来院数は順調に増えている。
「このクリニックは独自性を出すために他とは違うことをしていて、ホームページでもそれを伝えています。それを見た方がメリットを感じて来ていただければと思います」

(掲載内容は2019年掲載時のものとなります)

Doctor’s Profile

【所属学会・資格】:医学博士、日本整形外科学会(整形外科専門医、スポーツ医)、日本小児整形外科学会、日本整形外科超音波学会(幹事、乳児股関節エコーセミナー公認講師)、日本骨折治療学会、日本股関節学会

弊社が開業支援をさせていただきました

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