2024年11月22日
医師臨床研修マッチングから見える医師偏在
皆さんこんにちは!医歯薬ネットです。
本日は弊社YouTubeにて公開された「外科医師 島田英昭先生から見た医療業界の現状と外科医減少の実態」より、
医師偏在の現状についてクローズアップした内容を抜粋してお届けします。
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まずこちらが、マッチ者数上位の大学です。
東京大学や東京医科歯科大学を筆頭に、関東圏・関西圏の大都市に研修医が集まっていることが分かります。
28~54位の群では、私立の大学が登場してきます。
(私立大学が自校出身者を積極的に採用しているのか、卒業生の母校愛が強いのか?)
そして下位の大学は、伝統校でありこれまで多くの優秀な医師を輩出しているにも関わらず、研修医が2名、3名しか集まらないなど、苦しい状況が伺えます。
名古屋大学や東北大学がこの群に入っている理由については、憶測にはなりますが、
この二校は設備の充実した関連病院があるため初期研修ではそちらに行き、後期研修でほぼ全員が大学に戻ってくるという、
ある種ポジティブな動きがあることでも有名ということで、初期研修のマッチ者数ではこの順位になってるのではないかという予測が立てられます。
さて、このランキングから都市部に人気が集中していることが読み取れますが、
都市部で初期研修を受けた医師が、後期研修でいきなり地方の病院へ行くでしょうか?
医師偏在問題を解決するためには、下位になってしまったエリアに対して何かしらの政策を講じなければいけないことは明らかです。
マッチ者数順に並べたこのランキングを見て、皆さまはどのような感想を持たれますか?
動画では他にも、外科医の高齢化や外科を志望する医師の減少(実は減っているのは〇〇外科だけだった!?)、外科医の自由診療への転身(直美問題)、医学生の意識の変化など、島田先生ならではの視点からご意見をいただきました!
動画概要欄から、ご興味のある話題をすぐにご覧いただくことができます。
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