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2024年3月8日

富裕層は保険診療に頼らない!? ~変化する医療ニーズ~

みなさんこんにちは!

今回は「富裕層が保険診療に頼らない時代が到来しつつある」というトピックについて、クリニック開業コンサルタントという弊社独自の視点からお話しいたします!

勢いをつけ始めた医療提供サービス

みなさんは富裕層の患者さんに向けた健康管理クラブという存在をご存じですか?

高額な入会費、会員費等を支払って、
優秀な医師に診てもらう(疾病予防から早期発見、治療までフルサポートしてもらう)サービスのことです。
会員制のため、患者さんの待ち時間が少なく、一人ひとりの患者さんに深くかかわることができます

どうしてこのようなサービスが広がっているのでしょうか。

富裕層向けの健康管理クラブが流行する理由

その理由は、オーダーメイドの医療が受けられ、健康相談が気軽にできるからです。

少子高齢化が進んでいる日本では、保険料を支払い、所得税を収める生産年齢人口の数は年々減少する一方、
一人当たりの医療費が高くなる高齢者の数は増加
しています。
この傾向は今後も続きますので、このまま医療費が膨らみ続けると、
日本の医療提供体制は崩壊へと向かっていく可能性が高いです。

そこで医療提供体制の見直しが行われ、今後は3次救急とその他の中小病院の役割を明確に分ける方針であると思われます。
今年度の診療報酬改定で「地域包括医療病棟入院料」が新設されることになりましたが、
これによって高齢救急搬送患者のうち重症患者は3次救急病院へ、
軽症・中等症患者は地域包括医療病棟をもつ中小病院で治療を行う体制となります(病院の役割の再規定)。

これによって外科のエキスパートとして活躍する医師は、
中小病院ではなく重症患者を診る3次救急病院に配置されることになるでしょう。

救急患者が包括ケア中心の中小病院に搬送された場合、保険適用で医療行為を受けるのであれば患者は主治医を自由に選ぶことはできません。
よって、包括ケアのスペシャリストではあるものの外科のエキスパートではない医師に診てもらうこともあるでしょう。

しかし中には、たとえ自己負担での診療になったとしても、専門性がより高い外科医に診てもらって安心したい、
自分にとって理想的な診療を受けたいという方もいらっしゃいます。

また、健康を維持する、病気を予防するといった観点から、スーパードクターに健康に関する相談をしたいという方もいらっしゃいます。

これらのニーズに応えられるのが、富裕層向けの健康管理クラブなのです。

 

以上のような背景もあり、スーパードクターによる高い水準の医療を受けることができ、健康相談が気軽に行える富裕層向けの健康管理クラブのニーズが高まりつつあるのです。

このように、時代の流れとともに医療のニーズは変化していきます。

時代の動向を汲んだクリニックづくりを

クリニックの開業を目指される先生方は、医療業界の潮流を見極め、
今後の医療にはどのような需要が生まれるのかを意識しながらクリニックづくりをすることが重要
です。

医療業界の潮流についてより詳しく知りたい、時代のニーズに合ったクリニックを作りたいという方は
ぜひ弊社のオンラインセミナーをご受講ください。

創業以来一貫してクリニックの開業支援を行ってきた医歯薬ネットが、これまでに培ってきた開業ノウハウをお伝えいたします。

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開業に関する疑問や不安を解消していただける機会となりますので、ぜひご利用ください。

今回お話しした内容はこちらの動画でも詳しく解説しております。
併せてご覧ください。

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